ハーツユナイテッドグループは2015年5月11日、同日開催の取締役会において、連結子会社であるAetasの株式の一部を松竹ブロードキャスティング(松竹BC)に譲渡することに関する基本合意書の締結について決議したと発表した。両社は同日に基本合意書を締結した。

 株式譲渡日は2015年6月中を予定する。株式の一部譲渡後も、ハーツユナイテッドグループがAetas株式の51%以上を保有し、引き続きAetasが同社の連結子会社であることを前提としている。

 ハーツユナイテッドグループはソフトウエアの不具合を検出するデバッグ事業や総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」を運営するメディア事業などを、松竹BCはテレビ放送事業や映像コンテンツ開発・映像関連イベント事業などをそれぞれ手がけている。両社は相互補完的な技術および事業領域を有していることから、それらの融合を目的に協議を重ねてきた。

 今回、成長分野である動画配信をはじめ、「クールジャパン」政策の一つとして注目を集めるオタク文化やサブカルチャー領域の拡大など多方向への事業展開が両社の企業価値のさらなる向上に資するものと判断し、この基本合意に至ったという。

[発表資料(PDF)]