名古屋大学は2015年5月8日、2007年度の理学部・大学院理学研究科の学生延べ261人分の氏名と成績がWebサイト上で公開状態だったと発表した。現時点では個人情報の不正使用などは確認されていないという。学生には個別に状況報告と謝罪をしている。

 名大の説明によれば、4月23日に名大情報戦略室が学内のサーバーを調査している際に、大学院理学研究科生命理学専攻の研究室が管理するサーバー内で、個人情報が誰でも閲覧可能な状態になっていることを発見した。直ちにネットワークから切り離し、閲覧できない状態にしたという。名大は、Webサイト公開用のフォルダーに誤って個人情報を含むファイルをコピーしたのが原因とみている。

 同様の個人情報流出事故は、首都大学東京などでも起こっている(関連記事:首都大学東京が個人情報5万人分を閲覧可能に、1027件のアクセスを確認)。

名古屋大学の発表資料