日本ユニシスは2015年5月8日、2015年3月期の通期決算を発表した。売上高2691億5400万円(前期比4.8%減)、営業利益は109億2400万円(14.1%増)の減収増益となった。

 売上高については、アウトソーシングが堅調に推移する一方で、ハードウエアが513億3700万円(18.8%減)と大きく落ち込んだことが響き、全体で減収となった。営業利益については、不採算案件の削減や、販売費及び一般管理費の抑制などを進めたことから、増益となった。

 2015年1~3月期四半期業績は、売上高891億9800万円(前年同期比3.1%減)、営業利益63億2200万円(7.7%減)だった。売上高・利益共に1~3月期に偏重するが、この四半期が減収減益となり、通期業績も伸び悩んだ。

 今期(2016年3月期)の業績予想については、売上高2800億円(前期比4.0%増)、営業利益125億円(14.4%増)の増収増益を見込む。ただし5億円の営業外損失を計上する見込みで、経常利益は120億円(3.0%減)となる見通しである。