東京電力は2015年5月8日、リクルートホールディングスおよびロイヤリティマーケティングと、Webサービス開発・ポイントサービス提供に関する業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。電力自由化後の競争激化に向けて、顧客囲い込みの強化を図る。
約2000万世帯の顧客基盤を持つ東電と、生活に密着したWebサービスを展開するリクルート、ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」で会員約7000万人と加盟店約2万3000を持つロイヤリティマーケティングの3社が共同サービスを展開する(図)。
具体的には、2016年1月以降に「エネルギーと住まい」を中心にした新たなWeb・ポイントサービスを提供する計画だ。東電が現在提供している会員制Webサービス「でんき家計簿」(会員約270万人)を拡充し、新Webサービス「暮らしのプラットフォーム(仮称)」へと発展させる。ここにリクルートが展開するWebサービスや、共同開発する新サービスを盛り込む。
さらに、東電の電気契約や各種サービスの利用に応じて、Pontaポイントがたまるようにする。ポイントはリクルートの「じゃらん」「ホットペッパーグルメ」などのWebサービスでも利用できる。