図●セコムあんしんマイナンバーサービスの概要(出典:セコム)
図●セコムあんしんマイナンバーサービスの概要(出典:セコム)
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 セコムとセコムトラストシステムズは2015年5月1日、社員のマイナンバーをセコムのデータセンターで安全に保管し必要なときに調べられるようにする、業務支援およびクラウドサービス「セコムあんしんマイナンバーサービス」()を発表した。マイナンバーの通知が始まる2015年10月を目処に開始する予定。

 マイナンバーの登録は、社員一人ひとりが自ら行う。社員は、自分に割り当てられたIDで専用のWeb画面にログインし、マイナンバーを登録する。マイナンバー通知カードをデジタルカメラで撮影し、これを登録することもできる。マイナンバーの取扱責任者が管理画面で登録情報を確認すると、マイナンバーの登録が完了する。

 社員のマイナンバーを使用する際には、管理画面から、ログインIDごとにマイナンバーを調べる。所属グループ単位で全員のマイナンバーを一括して調べることもできる。ログインIDリストをCSV形式でアップロードし、マイナンバー情報を付記したリストを得る、といった使い方も可能にする予定だ。さらに、給与システムなどとのシステム間連携も実現する。

 セキュリティを高めるため、保管データをデータセンターの専用区域に格納し、専用のオペレーションルームから24時間365日体制で監視。クラウドの利用時には、ログインID/パスワードのほかに、電子証明書を使って端末を認証する。

 サービスの価格(税別)は、初期費用が20万円から、基本料金が月額3万円から。加えて、ID数に応じた従量料金が1ID当たり月額20円かかる。ユーザー数が100人以下の小規模事業者向けには、初期費用が5万円、基本料金が月額1万円で、従量料金が発生しない「セコムマイナンバーお預かりパック」を用意した。