写真●米シスコシステムズ次期CEOのチャック・ロビンス(Chuck Robbins)氏
写真●米シスコシステムズ次期CEOのチャック・ロビンス(Chuck Robbins)氏

 米シスコシステムズは2015年5月4日(現地時間)、チャック・ロビンス(Chuck Robbins)氏(写真)が7月26日付でCEO(最高経営責任者)に就任する人事を発表した。ロビンス氏は5月1日付で取締役に選任されている。現取締役会長兼CEOのジョン・チェンバース(John Chambers)氏は会長職を続ける。

 ロビンス氏は1997年シスコに入社。営業や投資・買収部門などで頭角を現した。直近はワールドワイド オペレーション担当上級副社長として、営業部門を統括していた。ロビンス氏は「過去20年間、ジョン・チェンバースのビジョンとリーダーシップにより、シスコは世界で最も重要な企業の一つになった。私は、シスコがIT業界をリードしていくものと確信しており、そんな企業を率いることを誇りに思う」というコメントを発表した。

 チェンバース氏は1991年シスコに入社。1995年にCEOに就任し、当時、年間売上高が12億ドルだった同社を、現在の480億ドル規模の世界企業へと育てた(関連記事)。チェンバース氏は「シスコが好調期にあるときに、チャック・ロビンスというとても強力なリーダーを選出することができた。チャックはシスコの文化を熟知し、従業員、パートナー、顧客、世界的なリーダーたちをまとめ、関係者の能力を十分に引き出す方法も知っている」とのコメントを出した。

シスコの発表資料