電子書籍や電子カタログを手がけるコベックは2015年4月28日、会議資料や提案書などの社内文書を電子書籍フォーマットに自動変換してiPad/iPhoneで閲覧できるようにするクラウドサービス「Wisebook Bizpod」の提供を開始した。文書を紙で印刷して配ることなく、関係者間で共有できる。文書を電子書籍フォーマットに変換することで、専用のビューアーアプリケーションを使って軽快に閲覧できるとしている。
対応する文書フォーマットは、DOC(Microsoft Word)、PPT(Microsoft PowerPoint)、PDF、HTML、JPEG、MPEG3/MPEG4。これらのファイルをドラッグ&ドロップ操作によってアップロードするだけで、クラウド側で、自動的に独自の電子書籍フォーマット(テキストやXML/JSONデータ、画像ファイルなどで構成)に変換する。電子書籍に変換した社内文書は、iOS向けの無料専用アプリを使って閲覧する(画面1、画面2)。
セキュリティについては、クラウドにアップロードした文書ファイルごとにユーザーグループ単位でアクセス権限を設定できる。グループに所属するユーザーの情報はCSVファイルで一括登録できる。電子書籍のデータは端末側にダウンロードして閲覧する仕組みだが、クラウドにログインした状態でないと閲覧できないようにした。このほか、端末IDやアクセス元IPアドレスによるアクセス制御が可能である。
利用ユーザー数や登録可能なデータ容量などの規模に応じて、4段階のプランを用意した(表)。いずれのプランにおいても、アップロードする文書数やページ数に制限はない。
プラン名 | ライト | スタンダード | アドバンス | プレミアム |
---|---|---|---|---|
ディスク容量 | 5Gバイト | 100Gバイト | 500Gバイト | 1Tバイト |
ユーザー数 | 100人 | 300人 | 500人 | 無制限 |
初期費用 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | 5万円 |
月額費用 | 2万円 | 4万円 | 7万円 | 12万円 |