図●DoCAN(土管)の概要(出典:コネクトワン)
図●DoCAN(土管)の概要(出典:コネクトワン)
[画像のクリックで拡大表示]

 ソフトウエア開発ベンチャーのコネクトワンは2015年4月27日、インターネットを介して社内システムに安全にアクセスするためのサービス「DoCAN(土管)」()を発表した。5月1日から提供する。米アマゾン・ドット・コム子会社が提供するクラウド基盤AWS(Amazon Web Services)を活用。利用者ごとに専用のWebプロキシー(代理)サーバーと呼ぶ中継所をネット上に用意するアイデアを採用した。

 プロキシーサーバーのソフトは独自開発した。社内LAN側にもプロキシーを配置できる。複数のプロキシーサーバーを多段に経由させらることで、結果として安全性が高まる。利用にあたっては、専用の安全性に配慮したWebブラウザー(閲覧ソフト)を使う必要がある。起動するとプロキシーに接続する仕組みだ。社員情報や端末情報を用いて認証するので不正利用されにくい。

 社内システムを利用するための認証も代行可能。IDやパスワードをプロキシーに記憶させ、本人に代わって入力させる。成功したかどうかを記録しておき、失敗が続く場合は利用を強制中断できる。

 同時アクセス時の最大通信量に応じた料金体系を採用した。最安価のType Sの場合、同時に10人から150人が利用でき月額2~3万円程度(1ユーザー当たり月額200円程度)。