CCCマーケティングとカルチュア・コンビニエンス・クラブは2015年4月24日、Tポイントの価格データを基に開発した物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」の推移を公開した。

 CCCによれば、Tポイントは日本全体の消費額の2%に当たる年間5兆円超の購買データを収集しており、このデータを分析して物価を算出する。

 今回は第1弾として、提携先のスーパーマーケットとドラッグストアが扱う商品約5万点、品目約160点を基に算出した(図1、図2)。東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトで、東大方式のウェイトを適用した物価の前年同月比を指数化した。

 TPIの特徴として、性別、年代別の物価指数も示せるという(図3)。

図1●スーパーマーケットの購買データから算出したTPI。スーパーマーケットのPOSデータを基にした「東大日次物価指数」とおおむね連動しているが、2014年前半の物価上昇率が高く算出されている
図1●スーパーマーケットの購買データから算出したTPI。スーパーマーケットのPOSデータを基にした「東大日次物価指数」とおおむね連動しているが、2014年前半の物価上昇率が高く算出されている
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図2●ドラッグストアの購買データを基に算出したTPI
図2●ドラッグストアの購買データを基に算出したTPI
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図3●スーパーマーケットにおける男性の年代別TPI。60歳代以上の男性の物価上昇率が比較的高くなっている。女性の年代別TPIでも、男性ほどの差はないが似た傾向が見られる
図3●スーパーマーケットにおける男性の年代別TPI。60歳代以上の男性の物価上昇率が比較的高くなっている。女性の年代別TPIでも、男性ほどの差はないが似た傾向が見られる
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