NTT東日本は2015年4月22日、HEMSサービス「フレッツ・ミルエネ」の新たなプランとして、2015年6月1日から「フレッツ・ミルエネ事業者向けプラン」の提供を開始すると発表した。

 フレッツ・ミルエネは、基本的なHEMS機能(電力の見える化、ランキング、電力データ抽出など)を提供するほか、付加機能としてマルチメーカー対応の家電遠隔操作やメールによる簡易見守りを提供する。2016年の電力小売事業全面自由化に伴う電力小売事業者のHEMSサービス活用ニーズの高まりを見込んで、主に電力小売事業者向けに安価に提供するプランを用意した。

 提供料金は、例えば宅内に設置する機器料金に加えて、利用料(5年)を初期一括で支払う場合に、1ユーザー当たり1万5000円程度(税抜)から提供予定である。提供エリアは日本全国で、フレッツ光以外のインターネット回線でも提供可能。

 NTT東日本では、このプランの利便性向上に向けて、(1)SMA認証取得済み機器を活用したスマートメーターからの電力計測機能(2015年7月予定)、(2)スマホなどを活用したリアルタイムな遠隔家電制御機能(同)、(3)事業者にエンドユーザーの電力使用データを提供するなどの事業者向け機能(2015年度第3四半期)、などの提供を予定する。

[発表資料(PDFファイル)へ]