日本テレビ放送網は2015年4月22日、同社とソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・ネットワーク(SPT)が東南アジアや香港などを対象とした新たな有料放送チャンネル「GEMアジア」の開局準備を行うための合弁会社をシンガポールに設立することで合意したと発表した。

 「GEM アジア」は日本コンテンツを中心に、中国・台湾・香港・韓国などのドラマやバラエティー番組を編成する。編成・プロモーションなどのチャンネル運営は合弁会社で行う。日本テレビは同チャンネルを通じて、最新作や名作を含めた年間500時間以上のドラマやバラエティー番組を提供する。日本テレビは、アジアにおける新チャンネルの展開を構想する中で、アジア広域での有料放送事業の成功実績を持つSPTとパートナーシップに関する協議を行ってきた。

 日本テレビは、「日本テレビグループ 中期経営計画2012-2015 Next60」で掲げられた「アジアNO.1メディア・コンテンツ企業」を目指し、合弁会社とは別にシンガポールに現地法人の設立を予定している。「GEMアジア」事業の推進と、そこから得るノウハウを生かしたビジネスチャンスの追求と総収入の拡大、さらに日本テレビグループブランドの海外での確立を目指す。

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