米Twitterは現地時間2015年4月21日、Twitter上の脅威や虐待的行動に対する厳格化について発表した。利用ポリシーを一部改訂して禁止コンテンツの対象を拡大するほか、規約違反の取締りを強化する。

 利用ポリシーの改訂では、禁止行為に関する「暴力および脅迫」項目の文章を、「他者に対する脅迫などの暴力行為やその奨励を禁じる」とした。これまでは、「他者に対する直接的、具体的な暴力的脅迫を禁じる」と記述しており、「過度に限定的だったため、脅迫的な行為への対策が制限されてしまっていた」と変更の理由を説明した。

 Twitterは現在、他者を虐待していると判断されたアカウントについて、コンテンツの削除や電話番号入力による本人証明を求める措置を取っているが、これらに加え、一定期間当該アカウントを凍結する権限をTwitterサポートチームに付与する。

 また同社は、虐待的ツイートを特定して対処するための機能をテストしていることも明らかにした。

 ソーシャルメディアを利用した脅迫的行為の対策に関しては、米Facebookが3月にコミュニティ規定を更新し、Facebook傘下の米Instagramもコミュニティガイドラインの文章をより詳細かつ厳しい口調に変更している(関連記事:Instagramがコミュニティガイドラインを更新、より強い口調に)。

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