画面●「Skype for Business」
画面●「Skype for Business」
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 日本マイクロソフトは2015年4月21日、法人向けコミュニケーション基盤「Microsoft Lync」を機能拡張し、「Skype for Business」に名称変更して4月中旬から順次提供開始したと発表した。Skypeネットワークとの接続が可能になり、社内だけでなく社外ともコミュニケーションできるようになった(画面)。

 在席状況(プレゼンス)管理、インスタントメッセージ(IM)、音声およびビデオ通話、オンライン会議、VoIPによる内外線電話などを統合したユニファイドコミュニケーション基盤。Microsoft Officeとの親和性が高く、ユーザーはOfficeから直接IMや通話を開始できる。

 最新版となるSkype for Businessでは、他のSkype for Business利用企業やコンシューマーのSkypeと必要に応じて接続できる。ユーザーインタフェースはSkypeのデザインを採用し、すべてのコミュニケーションツールを1つの画面に集約した。今後、オンライン会議機能を拡張し、数千人規模の大規模会議にも対応する予定。

 対応プラットフォームはWindows/Mac OS X/iOS/Android。iOSとAndroid向けには、今後新しいSkype for Businessモバイルアプリを提供する予定(提供開始までは引き続きLyncモバイルアプリを利用する)。

 ライセンス形態はオンプレミスとクラウドを用意。ライセンス価格は、オンプレミスライセンスは個別見積もり。クラウドライセンスは、プレゼンス管理とIM、音声およびビデオ通話などが可能な「プラン1」が1ユーザー月額220円から。オンライン会議のスケジュール設定や記録、他のユーザーのデスクトップのリモート制御などが可能な「プラン2」が同600円から。