博報堂、NTT西日本、スカパーJSAT、ニフティ、ゼロワンブースターは2015年4月17日、大手企業の新規事業推進部門とスタートアップ企業の共同事業開発を行うことを目的とする「コトの共創ラボ」に4社(博報堂、NTT西日本、スカパーJSAT、ニフティ)が会員企業として参画し、同日に活動を開始したと発表した。

 ゼロワンブースター(01Booster)は、「コトの共創ラボ」を事務局としてサポートする。「コトの共創ラボ」は、「新規事業開発、オープンイノベーションに関するイベント、セミナーの開催」「エフェクチュエーションの研究、啓蒙」「2カ月に1回の分科会活動」「そのほか同会の目的を達成するために付随的に実施する収益事業を含む必要な事業」を活動内容とする。

 5社は、「コトの共創ラボ」設立の背景について「大企業ではこれまで、企業にイノベーションをもたらす斬新なアイデアの開発が課題とされてきた。他方でスタートアップ企業は、事業環境の制約から新しい事業に企業の資金や人材のリソースを割けないため、スケールの大きなビジネスの創出が困難とされている」「大手企業が持つネットワーク・資金・人材などのリソースと、スタートアップ企業が持つアイデア・スピード・行動力を組み合わせることで、ビジネスの規模と成長のスピードを両立させた事業創造が可能になる」と説明している。

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