広島テレビ放送(ホームページ)は、動画・静止画投稿システム「ポステレGS」(Posting TV contents Gathering System)を全国の媒体社に向けてリリースした。広島テレビがこれまでに培ったノウハウを利用し、安価で利用しやすく、シームレスな素材投稿管理を実現するという。

 広島テレビは、これまでも感染症情報サイト「感染症・予防接種ナビ」や、視聴者からの投稿素材を管理するシステム「ケンミン記者プラス」などの開発および運営に取り組んできた。今回は、日本テレビ系列のほとんどの局で採用実績がある「ケンミン記者プラス」の機能を発展させ、系列以外のテレビ局や新聞社などで活用できるように全面リニューアルした。

 投稿された素材はクラウドに格納され、媒体社は専用画面で素材の内容が一覧管理できるようになる。また、ダウンロードもボタン一つでできる。開発に放送局が関わっているからこその使いやすさや、シンプルなインタフェースを実現しているという。さらに、クラウドを活用することでコストダウンを図った。

 素材の投稿者はパソコンのほか、スマートフォンやフィーチャーフォンからも投稿が可能。さらに、導入企業はそれぞれ独自の名前を付けて、このシステムを運用できる。「メディアと生活者の絆を深めるソリューションとして、外販することを決めた」(担当者)という。