図●クラスタリング構成のPostgreSQLを監視できる(出典:SRA OSS日本支社/TIS)
図●クラスタリング構成のPostgreSQLを監視できる(出典:SRA OSS日本支社/TIS)
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 SRA OSS日本支社とTISは2015年4月10日、統合監視ソフト「Zabbix」からデータベースサーバー「PostgreSQL」を監視するためのテンプレート「PostgreSQL monitoring template for Zabbix」(pg_monz)について、新バージョン(version 2.0)を公開したと発表した。新版では、企業情報システムで必要な、高可用性/負荷分散クラスタリング構成のデータベースサーバーを監視できるようになった()。

 従来版では、PostgreSQLが単体で稼働するデータベースサーバーに限って監視できていた(関連記事:SRA OSS日本支社とTIS、ZabbixでPostgreSQLを監視するテンプレートを公開)。新版では、複数台のPostgreSQLサーバーを束ねるプロキシー型の高可用性/負荷分散クラスタリングソフトである「pgpool-II」と、PostgreSQLのデータレプリケーション機能「Streaming Replication」の稼働状況を監視できるようにした。

 これにより例えば、本番系サーバーに障害が発生したこと、pgpool-IIが本番系サーバーから待機系サーバーに処理を切り替えたことなどが分かるようになった。