写真1●同社サーバープラットフォームビジネス本部業務執行役員の佐藤久本部長
写真1●同社サーバープラットフォームビジネス本部業務執行役員の佐藤久本部長
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 日本マイクロソフトは2015年4月9日、「Windows Server 2003」が稼働するサーバーは、3月時点で推定約14万台あると明らかにした。

 2003のサポートは7月15日(日本時間)に終了する予定だが、地方企業や中小企業での移行遅れが目立つ。同社は「Windows Server 2012 R2」をはじめとする最新環境への移行促進策を強化し、7月のサポート切れまでにさらに約9万台を移行させる考えだ。

地方の経営層への認知度を高める

 日本マイクロソフトによれば、2014年12月末時点で約21万台のWindows Server 2003サーバーが稼働していた。うち約15万台を地方企業が保有していたという。「地方企業の経営者層の間で、サポート終了の認知度が低かったためだ」と、同社サーバープラットフォームビジネス本部業務執行役員の佐藤久本部長は話す(写真1)。

 同社は2003のサポート終了に関する認知度を向上させるため、2015年1月から地方新聞6紙と27の情報番組でサポート終了を告知してきた。加えて商工会議所や経済産業省と連携して、2003からの移行の必要性や方法について説明するセミナーを全国20カ所で実施した。