写真●手のひら静脈認証のイメージ
写真●手のひら静脈認証のイメージ
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 富士通は2015年4月10日、PCや業務システムへのログイン用の認証ソフト「SMARTACCESS/Virtual V1.0L10」を発売した。同社の認証ソフトSMARTACCESSシリーズとして初めて、仮想環境で稼働するシステムへのログインに対応した。

 SMARTACCESSシリーズは、非接触型ICカードFelicaによる認証に加え、手のひら静脈または指紋による生体認証が可能(写真)。別売の読み取り装置、認証アプライアンス「FUJITSU Peripheral Device Secure Login Box」と組み合わせて使う。例えばユーザーが読み取り装置に手のひらをかざすと、SMARTACCESSが認証アプライアンスと連携し、本人照合をした上で、あらかじめ登録しておいたIDとパスワードを自動入力する。従来のSMARTACCESSシリーズは、仮想環境のシステムへのログインに対応していなかった。

 希望小売価格は、1ライセンス当たり1万5000円(税別)。