ジュピターテレコム(J:COM)と住友商事グループの国内電力事業会社であるサミットエナジーは2015年4月3日、家庭の電気料金を削減する電力サービス「J:COM電力」の提供を、J:COMサービスエリアの一戸建ておよび小規模集合住宅にも2016年4月をメドに拡大すると発表した。

 J:COMは2012年12月からマンション向け電力一括受電サービスとして「J:COM電力」を提供してきた。これは約50戸以上の規模のマンションを対象にして、J:COMがマンション単位で一括契約を締結して提供するもの。マンション居住者は、従来の電力会社よりも安く電力を利用できる。J:COMは、サミットエナジーから電力供給を受け、このサービスを提供してきた。

 このたび、2016年4月の電力小売全面自由化により、一戸建ておよび小規模集合住宅向けにも電力の販売が可能となることを受け、J:COMは低圧電力の小売サービスを行うことを決定した。J:COMサービスエリア内の一戸建ておよび集合住宅を対象にする。料金は、J:COMの放送・通信サービスとセットで加入することにより、従来の電力会社よりも割安な料金体系にする予定。詳細は、決定次第、公表していく。

 なお、マンション向けの「J:COM電力」と同様に、J:COMが販売や問合せ対応などを行い、サミットエナジーが電力調達および需給調整を担う。

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