図1●「アトリエN」のレイヤー構造
図1●「アトリエN」のレイヤー構造
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図2●「アトリエN」の概要
図2●「アトリエN」の概要
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 NTT研究所は、各種APIを試用してサービス開発のトライアルを実施できるサービス開発テストベッド環境「アトリエN」を2015年4月1日に開設した。このサービス開発テストベッド環境に対して、サービス開発者としてトライアルに参加するパートナーおよび機能を提供するパートナーを募集している(図1)。

 今回のサービス開発テストベッド環境「アトリエN」では、NTTの研究開発機能やパートナー企業の各種機能をAPIとして試用し、サービス考案・試作・PoCデモを行うことができる(図2)。NTTは、アトリエNを通じて、様々なプレイヤーとのパートナーシップを形成し、協業を通じた新サービス創出を目指す方針。

 アトリエNの開始当初は、セッション制御API(電話機能とWebの融合を実現するAPI、提携企業はTropo, Inc.)およびコンタクトセンタAPI(コンタクトセンタに必要な基本機能をWebから利用できるAPI、提携企業はNTTソフトウェア)を試験提供する。

 今後順次、NTTの研究開発機能を拡充するとともに、機能提供パートナーを募りAPIを順次拡充していく予定。

 サービス提供パートナーは、4月時点での参加例として、ユニファイド・サービスとTMA Solutionsを挙げる。ユニファイド・サービスは、アトリエNのセッション制御APIを活用して、電話機能とWebが融合したリアルタイムな顧客管理・営業支援サービスの創造を推進する。TMA Solutionsは、アトリエNのコンタクトセンタAPIを活用して、テキストチャット機能とWebRTC技術を活用したコンタクトセンタサービスの創造を推進する。

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