図●新会社2社の位置づけと展開構想
図●新会社2社の位置づけと展開構想
[画像のクリックで拡大表示]

 サイバーエージェントとテレビ朝日は2015年3月31日、共同出資による動画配信事業会社およびニュースチャンネル事業会社の設立について、同日に基本合意したと発表した()。

 サイバーエージェントは、Ameba事業、インターネット広告事業、ゲーム事業の既存事業に加え、第4の柱を創るために、新しい成長分野としてエンターテインメント事業を強化し、新たに動画配信サービス事業を開始する。同社が持つスマートフォンサービスの開発力および運用力と、テレビ朝日が持つ映像コンテンツの制作・放送実績など、両社グループが有する経営資源を活用した動画配信サービスの開発・運営を行う新会社を2社設立することで基本合意した。設立する2社の新会社は、サイバーエージェントの連結子会社となる。

 今回の基本合意によって設立する新会社のうち、AbemaTV(アベマティーヴィー)は、スマートデバイス向けネイティブアプリとして、様々なジャンルの専門チャンネルを有するサブスクリプション型(定額制)動画配信プラットフォーム「Abema」の開発・運営を行う。あらゆるジャンルのコンテンツプロバイダや、地上波・CS放送局などとの提携を通じて、多チャンネルを有する動画配信プラットフォーム事業を展開する。

 もう一つの会社(社名未定)は、動画配信プラットフォーム「Abema」上で展開するチャンネル第1弾として、ニュース専門チャンネルを運営する。

[発表資料へ]