ネットエージェントは2015年3月30日、セキュリティベンダー大手ラックと株式譲渡契約書を締結し、同日付でラックの子会社となることを決定したと発表した。
ラックが持つ情報セキュリティ分野における経験や実績、研究ノウハウと、ネットエージェントが持つ製品開発力や様々な調査サービスのノウハウを統合することで、同分野における製品/サービス開発力や顧客ニーズへの対応力の強化などを図るのが狙い。
杉浦隆幸社長(写真)および親族らが所有するネットエージェントの株式(発行済株式の81.4パーセント)をラックに譲渡する。ラックでは今後、他の株主とも譲渡交渉を進め、発行済株式の全株を取得する予定だという。
なお、組織体制については当面変更はなく、杉浦社長が引き続きネットエージェントの経営に従事するという。ただし、経営体制の強化を目指して、ラックから取締役を迎え入れる予定だとしている。