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 カナダBlackBerryは、2015会計年度第4四半期(2014年12月~2015年2月)の決算(すべて米ドル)を現地時間2015年3月27日に発表した。売上高は約6億6000万ドルで、2014会計年度第4四半期(2013年12月~2014年2月)から32%減少した。

 米会計原則(GAAP)ベースの純利益は2800万ドル(1株当たり純利益は0.05ドル)となり、前年同期の純損失4億2300万ドル(希薄化後1株あたり純損失は0.80ドル)から大幅に改善した。

 特別費用を除いた非GAAPベースの場合、純利益は2000万ドル(1株当たり純利益は0.04ドル)となる。前年同期は4200万ドルの赤字(希薄化後1株あたり純損失は0.08ドル)を計上した。

 売上高の内訳は、ハードウエアが約42%、サービスが約47%、ソフトウエアが約10%だった。ハードウエア事業の売上高に寄与したスマートフォンは130万台。ソフトウエア事業の売上高は前年同期比20%増の6700万ドルとなった。

 Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測は、売上高が7億8600万ドル、特別費用を除いた1株当たり損益が0.04ドルの赤字だった。実際の売上高は予測に届かなかったが、コスト削減策が奏功し始めていると、米メディア(Wall Street Journal)は報じている。BlackBerryは、2016会計年度通年(2015年3月~2016年2月)のソフトウエア売上高を5億ドルに倍増させることを目指している。

[発表資料(PDF文書)]