モバイルクレジットカード決済の米Squareは現地時間2015年3月23日、メッセージ送信による送金サービス「Square Cash」をビジネス向けにも拡大すると発表した。

 Square Cashは2013年に開始したサービスで、電子メールまたはテキストメッセージを送信することで手軽に個人間の送金が手数料無料で行える。相手がSquareユーザーでなくても送金できる。

 ビジネス向けサービスは、まず米国で提供し、1.5%の手数料を徴収する。「地主、弁護士、犬の散歩請負人、インテリアデザイナーなど、誰もが低コストで迅速にサービスや商品の支払を受けられる」としている。米メディア(New York Times)によると、クレジットカードやデビットカード支払の場合、手数料は一般的に2~3%かかるという。

 またSquare Cashでは、電話番号や電子メールアドレスなどの情報を公開することなく送金を受け取れる固有ID「$(キャッシュタグ)」を導入する。すでにオンライン百科事典WikipediaやHIV支援団体(RED)などが、「$Wikipedia」「$RED」といったキャッシュタグを取得しているという。

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