画面●地域によって異なるコンテンツ評価の例
画面●地域によって異なるコンテンツ評価の例
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 米Googleは現地時間2015年3月17日、デジタルコンテンツ配信/販売サービス「Google Play」における管理強化について発表した。専門家によるアプリケーション審査を実施するとともに、新しい評価システムを導入する。

 Google Playでは数カ月前から、アプリケーションの公開の可否を判断する審査に専門家チームがあたっている。アプリケーションが開発者ポリシーに違反していないかどうかを精査する。Googleは、このプロセスにより、アプリケーションの公開が著しく遅れることはないとしている。

 さらに、新しい評価システムを導入する。新しい評価システムでは、コンテンツ評価の国際団体International Age Rating Coalition(IARC)と各国加盟団体に準拠した年齢ベースの評価基準を採用する。開発者は今後、自社のアプリケーションおよびゲームについて客観的な評価を得る。

 数週間以内に、Google Playの各アプリケーションおよびゲームで、地域に応じたコンテンツ評価が表示されるようになる(画面)。アンケートを完了していないアプリケーションおよびゲームは「Unrated」(未評価)と表示され、一部地域ではアクセスが遮断される可能性がある。

 また5月以降は、新たに申請されたアプリケーションおよび既存アプリケーションのアップデートは、公開前に評価システムのアンケートに答えることが義務付けられる。

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