米Microsoftは現地時間2015年3月16日、新しい企業向けコミュニケーションツール「Skype for Business」のテクニカルプレビュー版を公開したと発表した(画面)。Skype for Businessは、現行の企業向けコミュニケーションツール「Microsoft Lync」を置き換えるもので、4月にクライアントアプリケーション、サーバー、サービスを正式リリースする。
同社は昨年11月に、Lyncの次期バージョンをSkype for Businessに名称変更する意向を明らかにしていた。Skype for Businessは、ユーザーにとって馴染み深いSkypeの使用体験と、Lyncの各種機能およびセキュリティを統合する。
「Microsoft Office」と密に連係し、プレゼンス確認、インスタントメッセージング、音声およびビデオ通話、オンライン会議などの機能にOfficeアプリケーションから手軽にアクセスできる。
Microsoftによると、「Lync 2013」対応認定を受けたソフトウエアとハードウエアのほとんどが、Skype for Businessと組み合わせた使用が可能という。同社はLyncを導入している企業に対し、テクニカルプレビュー版を試してSkype for Businessにアップグレードすることを強く勧めている。
Skype for Businessクライアントのテクニカルプレビュー版は、IT技術者向けサービス「TechNet」の「Evaluation Center」から入手できる。
Microsoftはそのほか、デスクトップ版Officeアプリケーション「Office 2016」のIT専門家・開発者向けプレビュー版も公開した。