早稲田情報科学ジュニア・アカデミーは、中高生を対象にした情報科学とプログラミングの基礎を学ぶ集中講座を新設し、この春から提供を開始する。同アカデミーは、中学生・高校生を対象とした情報科学分野の人材育成プログラムを提供することを目的に2014年7月に設けられた機関で、早稲田大学アカデミックソリューションが運営する。

 今回新設した集中講座は、主に初めてプログラミングに取り組む中高生を対象に、5日間にわたって情報科学の基礎とプログラミング入門を教えるというもの。情報科学入門に2日間、プログラミング入門に3日間を費やす構成で、参加費用は4万8000円(税別)。春休み中の3月30日から4月3日まで開催する。夏休みや秋休み、冬休みの開催も予定している。

 同アカデミーでは、スーパークリエーターの育成を目的に、開発現場で実際に使われている言語を用いてプログラミングを学ぶ。そのためプログラミング言語にはC++、開発環境にはVisual Studioを使用する。

写真1●3月14日に、日本マイクロソフト本社の会場を借りて無料体験会を実施した
写真1●3月14日に、日本マイクロソフト本社の会場を借りて無料体験会を実施した

 2015年3月14日には、無料の体験会を実施した(写真1)。28組の中高生が参加し、C++プログラミング入門の導入部分を体験した。集中講座のC++プログラミング入門は全30章で構成されるが、そのうちの冒頭の2章だけを半日かけて体験した(写真2)。

写真2●体験会では文字列の出力などを学習した
写真2●体験会では文字列の出力などを学習した