日本ラドウェアは2015年3月6日、クラウド型DDoS攻撃対策サービス「DefensePipe」の提供を開始した。

 DefensePipeは、DDoS攻撃によるアタックトラフィックをインターネット側で軽減し、クリーンなトラフィックのみをユーザーのデータセンターへ流すサービス。DDoS攻撃を検知した際は経路を切り替え、世界7カ所に設置されている同社のスクラビングセンターでアタックトラフィックの軽減措置を施す。

 米ラドウェア アドバンスドソリューション担当副社長のデビッド・アビブ氏は、DefensePipeと、同社のDDoS対策アプライアンス「DefensePro」を組み合わせて使用することで「ハイブリッド型のDDoS攻撃対策を実現する」と説明する。

 DefensePipeとDefenseProが連携するシステムでは、通常時はDefenseProでオンプレミス側の防御を実施。大量のトラフィックが発生した際は、DefenseProの通知機能である「Defense Messaging」によって、DefensePipeのスクラビングセンターへ自動通知し、ネットワーク経路を切り替えて防御を開始する。

 DefensePipeは月額課金サービスとして提供する。アタックトラフィックと正当トラフィックの総量に応じた料金プランや、攻撃軽減の処理時間に応じたプランなどを用意する。また、DefenseProのレンタル・管理料金が含まれるプラン「AMS as a Service」も用意する。トラフィックの総量をベースにしたモデルの参考月額料金は77万円から。