図●Platform運用監視パックの概要(出典:NEC)
図●Platform運用監視パックの概要(出典:NEC)
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 NECは2015年3月3日、中小企業向けにサーバー1台の規模でも利用できるシステム遠隔監視のサービスパッケージ「Platform運用監視パック」()の販売を開始した。4月24日に出荷する。原則としてNEC製のサーバー/ストレージが対象で、NECのサポートセンターから24時間体制で稼働状況を把握し、問題発生時には必要に応じて保守員が駆けつけて対応する。

 稼働状況を監視する仕組みとして、NEC製のサーバーとストレージが備えるハードウエア監視ソフト(「ESMPRO」と「iStorageManager」)を使う。サーバー/ストレージに問題が発生した場合、これらの監視ソフトからNECのサポートセンターに通知する。

 これとは別に、Pingを使って死活監視をするための監視装置を設置する。この装置が監視対象のサーバーやストレージ、さらにはネットワーク機器などの死活状況を1分間隔で調べる。Pingに対して応答が返らないことが連続して2回あった場合(1分経っても同様に応答が無かった場合)は、NECのサポートセンターに通知する。

 NECのサポートセンター側では、有人による24時間体制で、サーバー/ストレージのハードウエア監視ソフトから通知されたシステム障害情報とPing死活監視装置から通知された情報を突き合わせて判断する。必要に応じて保守員が駆けつけて対応する。

 Ping監視装置の設置/設定やハードウエア監視ソフトの設定などの初期設定を含めた基本パック「Platform運用監視基本パック」(3年パック)の価格(税別)は、81万8000円から。監視機器を1ノード追加する場合の初期設定費とリモート監視サービス「Platform運用監視ノード追加パック」は、1台当たり7万2000円から。初期導入、運用監視、駆けつけ対応サービスは、NECフィールディングが実施する。