図●JR西日本が駅に設置している情報提供ディスプレイの設置・表示イメージ(出典:JR西日本の発表資料)
図●JR西日本が駅に設置している情報提供ディスプレイの設置・表示イメージ(出典:JR西日本の発表資料)
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 西日本旅客鉄道(JR西日本)は2015年3月3日、NHK大阪放送局と覚書を締結し、大規模災害発生時にNHKの「非常災害放送」を駅のディスプレイで放映できるようにすると発表した()。4月1日から高槻駅(大阪府高槻市)と尼崎駅(兵庫県尼崎市)で先行運用を開始し、順次近畿圏の主要駅(約70駅)に拡大する。

 JR西日本が主要駅に設置する「異常時情報提供ディスプレイ」は、通常時は列車遅延などの運行情報の提供に使われている。大地震や台風・大雨などの災害が発生した際に、画面をNHKの放送に切り替えて、駅利用者が避難などの判断に役立てられるようにする。

 災害発生時には列車の運転見合わせも多発するため、駅の混乱を避けるには運行情報の提供も必要になる。駅によって状況が異なることを想定し、画面の切り替えの判断は各駅での判断に委ねる。

JR西日本の発表資料