米インテルは2015年3月2日、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2015」初日にプレスカンファレンスを開催し、Atomプロセッサーの新製品などを発表した(写真1)。

写真1●プレスカンファレンスを開催したMWC2015のインテルブース
写真1●プレスカンファレンスを開催したMWC2015のインテルブース
[画像のクリックで拡大表示]

 プレスカンファレンスには、米インテルCEO(最高経営責任者)のブライアン・クルザニッチ氏が登壇。同社を取り巻くモバイル事業について、「世界には47億のコネクテッドデバイスが存在しているが、2020年には500億にまで拡大する。このトレンドを牽引するのが、Internet of Things(IoT)だ」と説明。「デバイスの増加とともに、データトラフィックも拡大する。大きな課題だが、インテルにとってはチャンスでもある」と語った(写真2)。

写真2●米インテルCEOのブライアン・クルザニッチ氏
写真2●米インテルCEOのブライアン・クルザニッチ氏
[画像のクリックで拡大表示]

メインストリームタブレット向けの「Atom x5/x7」

 メインストリームタブレット向けの新プロセッサーとしては、「Atom x5」と「Atom x7」を発表した。クルザニッチ氏は「これまでCherry Trailのコードネームで開発していた、モバイル向けとしては初となる、14nmの製品。第8世代のグラフィックスは性能が2倍に向上した一方で、14nmプロセスにより消費電力は低下した」と特徴を語った(写真3)。

写真3●メインストリームタブレット向けの「Atom x5」「Atom x7」(開発コード名:Cherry Trail)
写真3●メインストリームタブレット向けの「Atom x5」「Atom x7」(開発コード名:Cherry Trail)
[画像のクリックで拡大表示]