写真●Lumia 640
写真●Lumia 640
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 米Microsoftはスペインのバルセロナで開催されているモバイル業界最大の展示会「Mobile World Congress 2015」で現地時間2015年3月2日、「Windows Phone」を搭載したスマートフォンの新モデル「Lumia 640」(写真)、「Lumia 640 XL」を発表した。クラウド型グループウエアサービス「Office 365」を、1年分バンドルする。

 Lumia 640は5インチ、Lumia 640 XLは5.7インチのHDディスプレイ(解像度は1280×720ドット)を搭載する。OSは「Windows Phone 8.1」を採用し、Lumiaシリーズの性能を強化するアップデート「Lumia Denim」を組み合わせる。いずれも年内にリリース予定の「Windows 10」にアップグレード可能。

 カメラ機能については、Lumia 640が800万画素のメインカメラと100万画素のフロントカメラ、Lumia 640 XLは1300万画素のメインカメラと500万画素のフロントカメラを備える。

 両モデルとも、動作周波数1.2GHzの米Qualcomm製「Snapdragon 400」クアッドコアプロセッサ、1Gバイトのメモリー、8Gバイトのストレージを内蔵する。SDカード装着によりストレージを最大128Gバイトに拡張可能。また、クラウドストレージ「OneDrive」を30Gバイト利用できる。

 「Office 365 Personal」のサブスクリプション1年分が付属し、パソコン1台(WindowsまたはOS X)とタブレット端末1台(Windows、AndroidまたはiOS)からもOfficeアプリケーションにアクセスできる。1TバイトのOneDriveストレージ、1カ月当たり最大1時間の無料Skype通話(対固定電話および携帯電話)も含まれる。

 Lumia 640は外形寸法が141.3×72.2×8.85mm、重さが144g。3月から、世界各国で順次発売する。Lumia 640 XLは外形寸法が157.9×81.5×9mm、重さが171g。4月にリリースを開始する。いずれもLTEに対応し、デュアルSIM版も用意する。

 本体価格は地域によって異なるが、Lumia 640は3Gモデルが約139ユーロ、LTEモデルが約159ユーロ、Lumia 640 XLはそれぞれ約189ユーロ、約219ユーロになる見込み。

[発表資料(1)] [発表資料(2)] [発表資料(3)]