写真1●「Samsung Galaxy S6」
写真1●「Samsung Galaxy S6」
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●「Samsung Galaxy S6 edge」
写真2●「Samsung Galaxy S6 edge」
[画像のクリックで拡大表示]

 韓国Samsung Electronicsは現地時間2015年3月1日、「Galaxy」スマートフォンの新たなフラッグシップ機「Samsung Galaxy S6」「同S6 edge」を発表した(写真1、写真2)。4月10日より、世界で順次発売する。

 いずれも5.1インチのQuad HD(解像度2560×1440ドット、ピクセル密度577ppi)「Super AMOLED」ディスプレイを搭載し、Galaxy S6 edgeは両サイドがカーブした曲面ディスプレイを採用。筐体に「Corning Gorilla Glass 4」を使用し、耐久性を高めた。

 1600万画素のリアカメラと500万画素のフロントカメラは、いずれもF値1.9のレンズを採用し、リアルタイムHDR機能を備える。光学手ぶれ補正機能、スローモーションおよびファストモーション撮影機能なども提供する。他のアプリケーションを開いているときでも、ホームキーをダブルクリックすることで素速くカメラ機能にアクセスできる。

 OSは「Android 5.0 Lollipop」。64ビット対応の8コアプロセッサ(2.1GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコア)、3GバイトのLPDDR4メモリーを搭載し、内蔵ストレージは32Gバイト、64Gバイト、128Gバイトの3種類。

 IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、NFCなどをサポートし、LTE-Advanced Category 6に対応する。

 急速充電は従来モデル「Galaxy S5」より1.5倍高速化し、10分間の充電で4時間使用可能としている。WPCとPMA規格に準拠した無線充電機能も備える。

 セキュリティ面では、指紋認証機能「Samsung KNOX」を備えるほか、紛失した端末を遠隔操作でロックできる「Find My Mobile」機能などを提供する。

 筐体の薄さはGalaxy S6が6.8mm、Galaxy S6 edgeが7.0mm。重量はそれぞれ138gと132g。カラーは、ホワイト、ブラック、ゴールド、ブルー(Galaxy S6のみ)、グリーン(Galaxy S6 edgeのみ)を用意する。米AT&Tが両モデルの取扱を表明している(AT&Tのプレスリリース)が、価格や発売時期については明らかにしていない。

 加えて、Galaxy S6と同S6 edgeはSamsung独自のモバイル決済機能「Samsung Pay」を搭載する。Samsung Payは米国で2015年後半より利用可能になる。NFCのほか、2月に買収を発表した米LoopPay(関連記事:Samsung、モバイル決済の新興会社LoopPayを買収へ、Apple Payに対抗)の「Magnetic Secure Transmission(MST)」技術をサポートする。米MasterCardや米VisaがSamsung Payのサポートを表明している。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]