フジテレビジョンは2015年2月27日、マルチデバイス対応のニュース専門局「ホウドウキョク」を4月1日に開始すると発表した。パソコンやスマートフォン、タブレット端末で最新のニュースや動画のオリジナルニュース解説を視聴できるようにする。

 様々なデバイスに向けてアレンジしたニュースコンテンツを提供する。コンテンツ提供の第一弾として、2015年4月1日からmmbiが運営するスマートフォンおよびタブレット向け放送局「NOTTV」(ノッティーヴィー)での放送と、フジテレビの公式動画配信サービス「フジテレビオンデマンド」でのLIVE配信を開始する。

 2015年夏までに第二弾として、ライブチャンネルや番組アーカイブを充実させたインターネット上でのオリジナルサイトを開設する。第三弾としてスマートフォンやタブレットに最適化されたネイティブアプリの展開を予定する。

 提供するコンテンツは、地上波のニュース番組のリピートではなく、オリジナルの動画コンテンツにこだわるとしている。スタジオからの生放送を基本とし、最新ニュースを提供する。さらに地上波のニュース枠には入りきらない豊富な取材情報や映像を基に、各界のオピニオンリーダーや専門家といった旬のゲストを招き、報道局員と共にニュースの真相に迫るという。このほかにリアルタイムで入ってくるニュースの生中継や緊急会見などに即時に対応するなど、メディアの特性を意識したコンテンツ制作を目指す。

 ユーザーとの双方向性も重視し、有識者や一般の人から寄せられた意見や情報を地上波ニュースに供給したり、2015年4月開始の夕方のニュース番組である「みんなのニュース」との連動コーナーを設けたりするなど、地上波との相乗効果も生み出していく予定としている。

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