米フルーク・ネットワークスの日本法人であるTFFフルーク社は2015年2月27日、LAN配線認証用テスター「DSX-5000 エンハンスド版」の提供を開始した(写真1)。「DSX-5000シリーズ」の新製品である。従来機種にない機能として、フルークが提供するクラウド環境を使ってLAN配線認証作業のプロジェクトを管理できる「LinkWare Live(リンクウェア・ライブ)機能」を搭載する。

写真1●DSX-5000 エンハンスド版
写真1●DSX-5000 エンハンスド版
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 LinkWare Live機能を使えば、複数のプロジェクトをクラウド環境側で管理できる。複数拠点にあるテスターの試験結果を、クラウド側で収集・統合できる。LAN配線認証作業の進捗状況の確認は、スマートデバイスのWebブラウザーからでも行える(写真2)。

写真2●スマートデバイスのWebブラウザーから進捗状況をチェックしているところ
写真2●スマートデバイスのWebブラウザーから進捗状況をチェックしているところ
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 このほか、スマホ感覚でタッチパネル操作ができる「Taptive(タップティブ)ユーザー・インターフェース機能」や、配線認証の作業内容を効率的に管理できる「ProjX(プロジェックス)管理機能」なども搭載。別売の「DSX OTDRモジュール」を装着すると、「DSX-5000 エンハンスド版」をSM/MM両用のOTDR(光パルス試験器)に機能アップすることもできる。

 価格は175万円~。同社の旧機種の下取りや他社製品からの乗り換えで安くなるキャンペーンを利用した場合、155万円~となる(キャンペーン期間は2015年4月30日まで)。価格はいずれも税別。