[画像のクリックで拡大表示]

 パーソナルメディアは2015年2月26日、iPad用文書整理・閲覧アプリ「ZERO COPY」を発売した。文書の配布に専用サーバーを使わず、汎用クラウドストレージやメールを利用することで、既存システムと比べて低コストで運用できる。

 iPad上でPDF文書ファイルを閲覧したり、タグ付けして分類・整理できるアプリ。複数のタグ付けが可能で、多数の文書をさまざまな視点から効率良く整理できる。配布したい文書をタグ単位で指定してアーカイブファイルを作成し、クラウドストレージにアップロードしたり、メールで送付できる。動作環境はiOS 7/8。

 文書配布に用いるクラウドストレージは、Dropbox、Google Drive、OneDriveで動作確認済み。既存の多くの文書管理・配布・閲覧システムは、各社が運営する専用サーバーで文書を配布するため、月あるいは年単位のサーバー利用料金が発生して運用コストが高額になる恐れがあった。

 アプリをApp Storeからダウンロード購入し、文書配布にはアーカイブ作成券を事前購入する重量課金制。初期導入費(アプリ価格)は、フル機能搭載の「ZERO COPY」が1台5000円。文書の受取・閲覧専用アプリ「ZERO COPY Reader」が1台1000円。

 文書配布にかかるアーカイブ作成券は、10枚券が2000円、30枚券が4500円、100枚券が9800円。アーカイブ作成券1枚で10MBまで、2枚で10MB~20MB、3枚で20MB~50MB、4枚で50MB~100MB、5枚で100MB~200MBの文書を配布できる。アーカイブ作成券はアプリ内購入する(すべて税込み)。