画面●O2Oソリューションで提供する9種類のサービス(アイリッジの発表資料より)
画面●O2Oソリューションで提供する9種類のサービス(アイリッジの発表資料より)
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 アイリッジは2015年2月24日、訪日外国人向けのO2Oソリューションの提供を開始した。海外の検索サイトへのリスティング広告、多言語対応Webサイトの制作など9種類のサービスをそろえる。商業施設や小売店、サービス施設などへの展開を見込む。

 アイリッジは、スマートフォンアプリなどを活用したO2O関連システムのコンサルティングや開発などを手掛ける。訪日外国人向けにも、多言語アプリの提供などの実績がある。このところの訪日外国人向け市場の拡大を受け、9種類のサービスをパッケージ化して提供開始した(画面)。

 小田健太郎代表取締役社長は「(訪日外国人には)訪日前からリーチしておくことが大事」と話す。訪日前から自社への興味を高めることで、実店舗への来店や自社アプリのインストールなどに結びつけられるという。そこで、O2Oソリューションでは海外の検索サイト向けのリスティング広告やSNSを使った集客サービスを用意した。このほか、多言語対応Webサイト/アプリの開発、スマートフォン向け決済サービス、スマートフォンを用いた行動解析なども提供する。これにより、訪日外国人向けサービスに取り組む企業を総合的に支援できるとする。

 まずはアジア圏からの観光客をターゲットに、化粧品店や百貨店などの店舗への集客を支援する。2020年に向けて順次対象国を増やす計画だ。

アイリッジ