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 米Microsoftは、リストバンド型ウエアラブル端末「Microsoft Band」向けのソフトウエア開発キット(SDK)のプレビュー版を公開した。同SDKにより、開発者はMicrosoft Bandに対応したアプリケーションやサービスを構築できる。現地時間2015年2月23日の時点で、専用サイトを通じてWindows PhoneとAndroid対応SDKが入手可能となっている。iOS対応SDKは近日中に公開する予定。

 Microsoft Bandは、同社の健康管理サービス「Microsoft Health」と連係するデバイスで、昨年10月に発売された。心拍数、歩数、消費カロリー、睡眠品質などを測定でき、GPSによるランニングルート作成や紫外線計測といった機能も備える。サイズはS、M、Lの3種類があり、希望小売価格は199.99ドル(関連記事:Microsoft、フィットネスバンドと関連の健康管理サービスを発表)。

 米メディアの報道(PCWorldTechCrunchなど)によると、Microsoftは、Microsoft Bandに新機能を追加するアップデートも実施した。「Quick Read」機能は、通知や受信メッセージを読みやすい大きいサイズのフォントで自動スクロールする。「Cortana」の音声認識技術により、メッセージへの返答を音声でしゃべってテキストに書き出し、送信することも可能。

 また、サイクリング用アプリケーションが加わり、走行距離や速度の測定・分析が手軽に行える。新しいWebダッシュボードでは、フィットネスおよび健康関連の分析データを分かりやすく表示する。