マカフィーは2015年2月19日、社員250人までの中小企業が利用できるエンドポイント向けセキュリティソフト群「McAfee Endpoint Protection for SMB」を発表した。2月23日に発売する。中小企業向けにスイート製品を用意したのは今回が初めてであり、既存の大企業向けスイート製品よりも単価が安いとしている。
スイートを構成する中核ソフトの「McAfee Endpoint Security 10.0」(画面)は、スイートの提供に合わせた新製品であり、これまで個別に提供してきたマルウエア対策、ファイアウオール、Web制御の機能を統合している。管理サーバー機能は、オンプレミスまたはSaaS型で利用できる。
エディションには、下位の「Essential」と、上位の「Advanced」がある。Advancedでは、統合ソフトのEndpoint Security以外に、モバイル端末管理、モバイル端末向けのマルウエア対策、パソコン(Windows/Mac)の暗号化、メールサーバー上でのマルウエア対策(オンプレミスのExchange Serverへの機能追加や、メール中継サーバーのSaaS提供)などを利用できる。
価格(税別)は、導入台数101~250台で1年契約の場合、下位のEssentialエディションが1台当たり年額3380円から。上位のAdvancedエディションは1台当たり年額6760円から。契約できる台数は、最小で5台、最大で250台。