写真●SAS Institute Japan執行役員 マーケティング本部 ビジネス推進本部の北川裕康本部長
写真●SAS Institute Japan執行役員 マーケティング本部 ビジネス推進本部の北川裕康本部長
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 SAS Institute Japanは2015年2月19日、2015年のビジネス戦略説明会を開催。同社 執行役員 マーケティング本部 ビジネス推進本部の北川裕康本部長(写真)が登壇し、「2015年はクラウドアナリティクスの分野に注力する」と語った。尚、吉田仁志前代表取締役社長の辞職後、1月から空席のままになっている日本法人トップの後任については、「現時点で未定」とコメントした。

 北川本部長によれば、2014年は、金融、流通サービス、運輸、通信、ライフサイエンス、製造業など、大規模なB to Cビジネスを展開する業界向けに、マーケティング・オートメーション・ソリューション「SAS Customer Intelligence」の販売数が昨年比2倍程度まで拡大した。そのほか、企業内データ可視化ツール「SAS Visual Analytics」、金融業界向けの不正防止ソリューションも好調だったとする。

 2015年は、特に、クラウドアナリティクスの分野に注力する。「データセンター(DC)事業者と提携し、SASのアナリティクスソフトウエアの機能をホスティング型クラウドサービスとして提供していく」(北川本部長)。同社は、グローバルでのDCパートナーとして、米ヒューレット・パッカード(HP)および米Amazon.comと契約している。日本市場においては、HPとAmazonに加えて、日本固有のDC事業者と提携しながら、クラウド事業を展開していく計画だ。