ソフトバンクモバイルは2015年2月20日、音声合成ソリューション「Rizbell」に翻訳サービスを追加した。日本語の文章を英語(米語)/中国語(北京語)/韓国語に翻訳し、その言語の音声ファイルを作成できる。
Rizbellは、テキストの文章を音声に変換できるソリューション。今回の翻訳サービスは、機械と人手を組み合わせた翻訳システムを手掛ける八楽との協業により提供する。
利用者が八楽に日本語の原稿を渡せば、対象の言語に翻訳される(画面1)。利用者はこれを基に、Rizbellの機能を使って音声ファイルを作成。音声ファイルを再度八楽に送れば、発音やイントネーションなどの確認作業が行われる。その結果、ネイティブスピーカーにとって違和感のない音声ファイルを作成できるという。翻訳作業にかかる期間や費用は見積もりによって変わるが、期間は5営業日、費用は1文字当たり10円程度が目安。
外国人向けの音声ファイルを作成する場合「その言語ができる人でないとチューニングできない。実際に音声ファイルを作る人の目線に立って、必要なサービスをそろえた」(ソフトバンクモバイル ITサービス開発本部 サービス開発統括部 ボイスプラットフォーム開発部 尾曲博隆部長)。既に、旅行や金融など複数の業界から問い合わせがあるという。
[Rizbell]