画面●iOS向けOfficeアプリケーションの画面例
画面●iOS向けOfficeアプリケーションの画面例
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 米Microsoftは現地時間2015年2月17日、「Microsoft Office」と他社クラウドサービスとの連携強化について発表した。まずは米Appleの「iPad」および「iPhone」上のOfficeアプリケーションから、サードパーティーのクラウドストレージに直接アクセスできるようにする。

 同日より、iOS向けOfficeアプリケーション(「Word」「Excel」「PowerPoint」)の「Locations」メニューで他社クラウドストレージを選べるようになる(画面)。Appleの「iCloud」や米Boxのストレージサービスなどを指定し、そこに格納されているファイルを表示して編集および保存できる。

 Microsoftの次期OS「Windows 10」向けとAndroid向けのOfficeアプリケーションでも同様の機能を提供するために、現在「懸命に取り組んでいる」としている。

 またMicrosoftは、クラウドストレージのプロバイダーが自身のアプリケーションとWeb版オフィスアプリケーション「Office Online」を統合するためのパートナープログラム「Cloud Storage Partner Program」を立ち上げた。

 同プログラムには、Boxや米Citrix、米Salesforce.comが参加している。なおBoxは、Microsoftのクラウド型グループウエアサービス「Office 365」と統合した機能も既に提供している。

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