BBソフトサービスは2015年2月16日、同社の詐欺サイト対策ソフト「Internet SagiWall」による検知データを基にした、2015年1月のネット詐欺状況を公表した。降雪対策需要を狙ったスノータイヤ販売の詐欺サイトを検知したという。除雪用スコップなどの販売サイトに見せかけた詐欺サイトも確認している。

 2015年1月におけるInternet SagiWallの総検知数は40万7000件で、9割弱を「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が占めた()。2番目に多かったのは「フィッシング詐欺サイト」で約9%だった。

図●「Internet SagiWall」によるネット詐欺の検知状況(2015年1月)
図●「Internet SagiWall」によるネット詐欺の検知状況(2015年1月)
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 2015年1月には、スノータイヤを販売するとして金銭をだまし取る詐欺サイトを検知した。そのような詐欺サイトが出現した理由として同社では、1月はスノータイヤ商戦が終盤に向かう時期で、カー用品店でもセールが盛んになっていることを挙げる。

 日本各地で大雪が降ったことも影響しているという。除雪用スコップなどの降雪対策グッズを販売するとうたう詐欺サイトは以前から確認されている。スノータイヤは単価が高いため、犯罪者が詐欺の新たな商材として選んだ可能性が高いとしている。

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