写真●Oracle Server X5-2の外観
写真●Oracle Server X5-2の外観
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 日本オラクルは2015年2月16日、2ソケットPCサーバーの新モデルを発売した。高さ1Uの「Oracle Server X5-2」(写真)と高さ2Uの「同X5-2L」で構成する。1ソケット当たりCPUコア数とメモリースロット数をどちらも既存モデル「Sun Server X4-2」比で5割増の18コア、24スロット(最大768Gバイト)に強化した。加えて、高速SSD規格「NVM Express(NVMe)」準拠のSSDを最大4基まで内蔵できるようにした。

 NVMe SSDは、PCIe接続型の高速フラッシュストレージの一つである。最大の特徴は、SAS/SATA接続よりも高速/低遅延なPCIe接続でありながら、SAS/SATA接続型のSSDと同じ2.5インチ型ドライブを採用し、取り扱いを容易にしたこと。

 今回の新モデル2製品では、2.5インチディスクベイ(1Uモデルは8個、2Uモデルは最大24個)のうち4個に、NVMe SSDを搭載できるようにした。容量は最大6.4Tバイト。これらのNVMe SSDは、SAS/SATA接続ドライブと同様に、ホットスワップ型で運用できる。新モデルに標準で添付されているPCIeカード型のハードウエア「Oracle NVMe有効化キット」をPCサーバーのPCIeスロット1個に装着することによって、NVMe SSDを使えるようになる。

 価格(税別)は、1CPU構成の最小構成で、1UのOracle Server X5-2が66万4672円、2UのOracle Server X5-2Lが75万8367円。