玩具大手の米Mattelは現地時間2015年2月13日、往年の人気商品である立体写真ビューア「View-Master」(写真)に米Googleの簡易型仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Cardboard」の技術を組み合わせた子供向けVRヘッドセットを発表した。
View-Masterは1939年に発売された商品で、画像をはめ込んだ円盤状のリールを挿入して立体写真を楽しめるというもの。新たにGoogle Cardboardのプラットフォームと統合することにより、より没入的な3D体験を楽しめるとしている。
新しいView-Masterは、Android搭載スマートフォンを組み込んで装着することで、立体パノラマ表示で世界の観光名所や自然などを巡ることができる。
2015年秋に発売する予定で、希望小売価格は29.99ドル。スペースシャトルから見た宇宙空間などを楽しめるサンプルリールが付属する。自然や冒険など4つのテーマをセットにしたリールパックも14.99ドルで販売する。
米メディアの報道(CNET)によると、MattelはView-MasterをiPhoneにも対応させる計画という。
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