複合機の「PX-M350F」
複合機の「PX-M350F」
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単機能プリンターの「PX-S350」
単機能プリンターの「PX-S350」
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 セイコーエプソンは2015年2月12日、印刷コスト約1.8円の低ランニングコストが特徴のA4モノクロインクジェットプリンター2機種を2月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。予想実売価格は、複合機の「PX-M350F」が3万円台中盤、単機能プリンターの「PX-S350」が2万円台中盤。

 一般オフィスやSOHO、小売店舗、病院、学校、官公庁における帳票類の印刷などのモノクロ印刷需要に対応した機種。同等クラスのページプリンター「LP-S230」シリーズ(約4.0円)と比べて約2分の1のランニングコストで運用できる。動作時の消費電力も約24W(PX-S350)と、LP-S230シリーズ(約450W)より約95%低い。

 プリントヘッドに「PrecisionCoreヘッド」を採用し、印刷速度は毎分20枚。耐久性(製品寿命)は15万ページ。印刷解像度は最高1200×2400dpi。顔料インクを採用し、大容量インクカートリッジで約1万ページの印刷が可能。より低価格なMサイズインクも用意し、使用環境に合わせて選べる。

 自動両面印刷機能を標準搭載。給紙容量は標準で用紙カセット250枚+背面MPトレイ80枚、オプション増設で最大580枚。インタフェースはUSB、ギガビットイーサネット、IEEE 802.11b/g/n無線LAN。

 PX-M350Fは、カラースキャナーと自動両面原稿送り装置(ADF)を搭載し、ファクス、コピー、スキャンの各機能を利用できる。本体寸法は幅461×奥行き655×高さ383mm(使用時)、重さは約14.4kg。PX-S350は幅461×高さ655×奥行き383mm(使用時)、重さは約11.5kg。