レノボ・ジャパンは2015年2月10日、都内で新製品発表会を開催し、1月の「2015 International CES」(CES2015)で発表した新製品を含む、ThinkPadシリーズの最新PCを一挙発表した。

 最初に、企業内のPC利用に関するレノボの取り組みについて、レノボ・ジャパン 製品事業部 ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏が解説した(写真1)。

写真1●レノボ・ジャパン 製品事業部 ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏
写真1●レノボ・ジャパン 製品事業部 ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏
[画像のクリックで拡大表示]

 土居氏は、「何をもってThinkPadと言えるのか」とブランドの定義に立ち返り、「堅牢性やユーザビリティーはもちろん、管理者にも優しい設計が必要。企業の現場では複数機種を用いるのが現実で、アクセサリーなどの共通化も求められる」と説明。「これらのビジネス環境における一般的なニーズに、高いレベルで対応していくのがThinkPadだ」(土居氏)と位置付けを語った。

 国内の企業向けPC市場については、2000年以降の大きな流れを振り返り、「タブレットの登場後も、PCの出荷台数は大きく変化していない。Windows 10を含め、今後はPCとしての生産性が重要になる」(土居氏)と指摘する。しかしタブレットについても、「PCではカバーできない使い方が可能。PCではオーバースペックな分野にも伸びていく」と見通しを語った。