指紋認証システムなどを手掛けるディー・ディー・エス(DDS)は2015年2月9日、パスワードに関するアンケート調査の結果を公表した。回答者の43%は、6個以上のユーザーID/パスワードを管理しているという。
調査対象は20代~50代の男女400人。調査期間は2015年2月2日~2月3日。インターネットを通じて調査した。
「WebサイトやアプリにログインするためのユーザーID/パスワードを何個持っていますか」の設問では、「6個以上」が最も多く43%を占めた(図1)。「3個」が19.2%、「2個」が17.7%で続く。
パスワードを使い回すと答えたユーザーはおよそ8割に上った(図2)。
使い回す理由としては、「覚えられないから」が67.5%、「異なるパスワードを考えるのが面倒、思いつかない」が62.6%で多数を占めた(複数回答)。
ユーザーIDとパスワードの管理方法としては、最も多かったのが「記憶している」で60.2%(複数回答、図3)。
「手帳やノートにメモしている」が39.8、「パソコンやスマートフォンに保存している」が25.7%だった。
SNSなどでアカウントを乗っ取られた経験があるかどうか尋ねる設問では、5.8%が「ある」と答えている(図4)。