米Appleは、新たなOS X向け画像管理ソフトウエア「Photos for OS X」を今春リリースする計画であることを明らかにした。同社サイトに開設したプレビューページで、「Coming This Spring(今春登場)」と示している。

 Apple関連の情報サイト「AppleInsider」によると、Appleは現地時間2015年2月5日に「OS X Yosemite」の次回アップデート「10.10.3」の初回ベータ版を開発者向けに提供を開始。これに画像管理ソフトウエアとして従来の「iPhoto」ではなくPhotos for OS Xが搭載されている。

 Photos for OS Xのアイコンやルック&フィールは同社がモバイルプラットフォーム「iOS 8」で提供している「Photos」と統一されており、デスクトップとモバイル間でのスムーズなやりとりの実現が図られている。

 「iCloud Photo Library」と連係し、「Mac」「iPhone」「iPad」「iCloud.com」のいずれからでも自身の写真および動画ライブラリーにアクセスできる。画像編集やアルバム作成などMac上で実行した変更は、iOSデバイスとiCloud.comにも反映される。画像は時間と場所によって自動的に整理され、「Facebook」や「Twitter」での共有も手軽に行える。

 Appleは、プロ向け写真編集ソフトウエア「Aperture」の開発も終了しており、Photos for OS XはiPhotoとApertureに代わるものとなる。Photos for OS Xは、OS X Yosemiteの10.10.3アップデート公開に伴って、Yosemiteユーザー向けに無償で提供される(米Wall Street Journalの情報)。