図●「FairCastGPS+」による位置取得イメージ
図●「FairCastGPS+」による位置取得イメージ
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 NTTデータは2015年2月4日、全国の教育機関向けに、小型GPS専用端末を使う位置情報サービス「FairCast GPS+」を4月1日から提供すると発表した。2020年までに500校30万人へのサービス提供を目指すとする。

 FairCast GPS+は、同社が提供する学校連絡網サービス「FairCast」と、NTTドコモの法人向け位置情報サービス「かんたん位置情報サービス」を組み合わせたサービス。保護者と学校向けに、GPS専用端末を持った子供の位置情報を地図上で確認できる機能()、子供が特定エリアに出入りした情報をメールで保護者に通知する機能を提供する。メール通知機能には、NTTドコモが開発した新技術「エリアセンシング」機能を採用しており、特定エリアは最小50mの円型で、子供ごとに2カ所設定できる。

 同社によれば、全国の小中学校の90%以上が携帯電話とスマートフォンの持ち込みを原則禁止している。同サービスにより、携帯電話やスマートフォンを持たせることなく、保護者・学校が子供の居場所を把握できるようになる。子供のプライバシーへの配慮から、緊急時・災害時以外は位置情報を検索できないように設定することも可能だ。